Earvana Nut



 

フレットを使った弦楽器は理論上、チューニングが完璧に合うという事はありません。
Earvanaはそれぞれの弦用にナットの位置を計算して、より精度が高くなるように
設計されています。


下の図は普通のナットとEarvanaナットの比較です。
(赤い数字がシャープの度合い、青がフラットを意味しています)




Earvana以外にもいくつかチューニングの精度を上げる仕組みがありますが、
他と違ってEarvanaは専用のチューナー、専用のチューニングの必要がありません。

ナットの幅は以下の二つです;
1 5/8"
1 11/16"


EarvanaナットはTCTGPが手配して日本に送る事も可能です。


EarvanaはLSR Nutのスロットと互換性があります。
このスロットは普通のナットよりも幅が広く、更に1フレット側に少し寄っています。

LSR Nut



EarvanaのWebsite


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TCTGP Katsumiより:

上にも書きましたがギターのようにフレットを使う楽器はチューニングを完璧にする事は理論的に
不可能なので、ギターリスト達は「まあいっか」というチューニングでプレイしたり
曲によってチューニングを微調整しなければいけない宿命にあります。
Earvanaのナットはこの問題を改善するためにCompensated Nutという手法を
使う製品の一つ。

注意しなければならないのは、この手のナットとかチューニングシステムは
世に多数存在していてそれぞれが「ウチのが最高!」と宣伝してます。
しかしギターのチューニングが合わない理由には複数あり、改善
するために何を優先するかで各社の設計思想が全然違っています。
ある会社のある手法を取り入れれば完璧という事は絶対にありえません。
多くが自分の理論に都合の良いセッティングをして、もっともらしい数値や
グラフを提示しているので宣伝を鵜呑みにしないようにしましょう。

Earvanaはそんな中にあって割りと世間の評価が高い製品で、USA 3大パーツメーカーである
USACG,ワーモス,ミュージクラフトの全てで対応しています。